可視光線や赤外線,紫外線,さらに周波数の高いものでミリ波やテラヘルツ波などの光を用いて分光,蛍光,画像等の情報を取得し,農産物や生物の診断についての研究を行っています。
卵を産めないために年間70億羽のニワトリのオスヒナが殺処分されていることが動物福祉等の観点から問題となっています。
本研究では,孵化前の卵の分光情報,画像情報から心拍,血管,温度等にどのような性差が見られるかを検証し,痛覚形成前の早期段階で雌雄を判別できるシステムの開発を目指しています。
【キーワード】
アニマルウェルフェア,分光,透過画像
移動型固定式カメラを用いて肥育牛の網膜・眼底画像をリアルタイムで撮影することにより,非侵襲で血中ビタミンA濃度を予測し関連疾患を早期に診断する技術の開発を行っています。
【キーワード】肥育牛,血中ビタミンA,網膜・眼底画像,固定式カメラ
三重県は旨み成分の多い「かぶせ茶」が有名で,生産量が全国第1位を誇っています。このお茶は,収穫前に一定期間覆いをかけて遮光することにより,旨み成分を増加されることが知られています。本研究では,蛍光イメージングや蛍光分光法を用い,茶葉の品質や施肥の状態を非破壊かつ簡便に評価する技術の開発に取り組んでいます。
【キーワード】
伊勢茶,かぶせ茶,クロロフィル,施肥量,品質推定,蛍光イメージング,蛍光分光法
粉末パセリ中に混入した異物を自動で検出するシステムの開発を行っています。具体的にはミリ波を用いた透過イメージングにより透過画像を取得し、画像中に映る異物をAIによる画像解析技術で自動検出します。
【キーワード】
ミリ波透過イメージング,食品異物,自動検出
光を照射し撮影した画像から得られるイセエビの脱皮前に現れる縫合線の発達具合などの画像特徴や分光器から得られた殻のスペクトル情報からイセエビの脱皮日を予測することを目指いしています。
【キーワード】
イセエビ 脱皮予測 画像 分光 LED